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    プン!

    Author:プン!
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    「ネコの手も借りたい」ときに出社するニャ。
    出社すると、みんなが「オー!プンちゃんニイハオ」とお出迎え。
    特技:キーボード早打ち(ネコパンチ風)

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2010/04/21(Wed)

路面電車-広島・京都・東京-2

東京に路面電車が登場したのは、京都から遅れること8年の1903年。

小説の世界では、このころ夏目漱石の『坊ちゃん』の主人公が
松山から東京へ戻り、街鉄(東京市街鉄道)に技手として就職しています。

1903年に発足した東京市街鉄道は、
1906年に東京電車鉄道と合併して東京鉄道となったので、
坊ちゃんが就職したのもこのころと推測できるわけです。

もう少し時代が下り、
速水御舟が事故にあったころ(詳細はこちら)の市電はというと、
寺田寅彦が『電車の混雑について』(1922年)という随筆で触れています。

「満員電車のつり皮にすがって、押され突かれ、もまれ、踏まれるのは、
多少でも亀裂(ひび)の入った肉体と、
そのために薄弱になっている神経との所有者にとっては、
ほとんど堪え難い苛責(かしゃく)である。」

という冒頭の文章は、共感する人も多いのではないでしょうか。

続く考察や、神保町の停留所(電停!)に立ち
巣鴨三田間を行き来する電車の運行間隔と車両の混雑具合を
懐中時計片手に計測したデータや、それを使った確率論での計算などは、
岩波文庫の『寺田寅彦随筆集 第二巻』または青空文庫で読めます。

また『猫の穴掘り』(1934年)という随筆のなかでも、
「理化学の進歩の結果としてあらゆる交通機関が異常に発達したのはよいが、
その発達が空間的時間的に不均整なために、
従来は接触し得なかったような甚だしい異質的なものの接触が烈しくなり、
異質間の異性質のグレディエントが大きくなった。」

と書きつつ、千住大橋から水天宮行きの市電に乗った際の話が出てきます。
(この随筆も青空文庫で読めます)

そんな東京の市電も、今では都電荒川線のみ。
そして東京に先行した京都は……。

……To be continued.


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