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    プン!

    Author:プン!
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    (まだまだ若いニャ)

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    出社すると、みんなが「オー!プンちゃんニイハオ」とお出迎え。
    特技:キーボード早打ち(ネコパンチ風)

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2012/11/07(Wed)

美しい村って、どこかしら? 3 コッツウォルズ

美しい村、と聞けば、処々方々の旅先がよみがえり、また、未知の異郷を想像します。
ひところ、イギリスのある地域に魅了されたことがあって、
その落穂拾いみたいなものか、おかしな夢を見ました。

  

古めかしい村の石畳の道をぶらついている。
家々は淡黄色やら、蜂蜜色やら、銀灰色やらの、みな数百年の時を秘めて漂わせる
石造りの小住宅で、昔むかし、そこに住んでいたことがあるような、せつない
懐かしい気分になってくる。高層の建物は見当たらない。変だな、人影がない。
通りでたまに出会うのは、観光客とおぼしい人たちばかりだ。
あふれかえる草花や樹木に目を奪われて、キョロキョロしながら草色、浅葱(あさぎ)色、
萌黄(もえぎ)、若苗色、こけ色、青竹色、オリーブ色、松葉色、柳葉色、猫柳色、
木賊(とくさ)色などと緑の色を数えあげているうちに、いつのまにか
アンティーク・ショップの多い村に移動していて、フリー・マーケットをのぞく。

フリー・マーケットの片隅にブロック型の石が積み上げてある。そのサイズ、
100×100×250ミリくらいか。銀灰色の石が多いけれど、
どれも陽光に敏感そうな表情をしている
「この石は美しい。何という石ですか」
人のよさそうなおやじが、もみ手をしてうなずいた。
「これはコッツウォルド・ストーン。地元で産出する石です」
「これは売り物?」
「そう、ストックは山三つ分ほどある。この石で造った家も売っている」
「なるほど。では、きょうは、わたしはこの石がほしい。これと、これと、これを……」
黄色い石と濃いピンクの石、それに乳白色の地に青い斑点のある石を
それぞれ2個ずつ選んで、リュックサックに収めた。それをよいしょっと背負って、
さて歩こうとすると、重すぎて立ち往生、両腕を翼みたいにバタバタさせて……。

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バイブリーの集合住宅アーリントン・ロウ
コッツウォルド・ストーンの家は時とともに魅力を増す
Photo by Charles D P Miller

  

夢の旅先はイギリスのコッツウォルズ(Cotswolds)でした。ロンドンから西へ
約200キロ、車で2時間ほど走ると、標高200~330メートル、コッツウォルド丘陵に
広がる防風林と小麦畑と牧草地の緑豊かな大景観がひらけます。その面積は
ざっと東京都(約2187平方キロ)に近いという。そこに
145ほどの小さな町や村が点在しています。
古くから羊毛産業が盛んな地域でしたが、産業革命が起こった18世紀以降、工業化の
時代に取り残され、鉄道も敷設されなかったために、数百年前からの田園風景と
この地特有の建物が保たれてきたということです。

編集の先輩Kさんはもう17年くらい前から、このコッツウォルズに首ったけになって
毎年のように通っています。ところが、NHKなどで「世界一美しい村
「素晴らしき田園」と紹介された2007年ごろからか、パッケージ・ツアーも増えて、
コッツウォルズは日本でもだいぶん知られるようになりました。それで
マイナー好みのKさんは愛しの村々を心配しています。

mura01_convert_20121107162540.jpg
コッツウォルズのガイドブック

先輩Kさんからガイドブックを頂いたりして、現地を何度も訪ね、なぜ他国の田舎に
これほど心底から郷愁とか安息とかを覚えるのか、考えさせられました。そこで
おもいあたったのは、コッツウォルズと日本の農山村との共通点です。どちらも
自然と人間との共生の場として長い歴史を重ねるうちに、自然が人間を馴(な)らし、
人間が自然を馴らして、ある種のシステムというか、里地・里山の生態系
なしているのではないか。「馴致(じゅんち)」ということばがあります。馴れさせる、
次第にある状態になるようにすること。そうして、人家が環境に溶け込んで
切り離しがたくなっている。片や石造、こなた木造なのに? そう、
そこが(比較人類学なんてのもあるけれど)興味深いところです。もっとも、
すでに大量消費型・資源浪費型のシステムが侵犯し、ほとんど破壊してしまった町村も、
どちらにもありますが。

(美しい村の夢は続きます……


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