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    プン!

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2011/11/30(Wed)

藍染めはインドから日本へ

東京・六本木ヒルズの裾にある麻布十番商店街。
(“itn Open!”No.1で紹介しています)
          
069-2.jpg

商店街の中心となるパティオ十番のそばに、
Blue&Whiteという藍彩品を売る店があります。
民芸色の豊かな店内には、外国人も意識した品々が並び、
流暢な日本語を話す女主人は米国人 で日本好き、
Japan Blueへのほれ込みようが伝わってきます。

IMG_4457-2.jpg


かつて、パリ・オートクチュール協会長のD・ゴランが
「ヨーロッパでは残念ながら藍染めはほろびてしまって、いまはない」と、
藍(Japan Blue)への思いを
『染織のこころ』(時事通信社)の著者・中島孝氏に語ったそうです。


世界的に知られているインド藍、Indigo(インディゴ)を
ご覧になったことはあるでしょうか。

5669605392_abb72f3661.jpg
Indigofera, Photo by peganum

初めてインディゴを見たとき、私はびっくり してしまいました。
それまで、藍といえば日本の多くの藍染家たちが使う
藍の葉っぱしか知らなかったからです。
これは「蓼藍」(たであい)と呼ばれ、タデ科の1年草で、中国原産らしい。
ところがインディゴはマメ科の多年草で、日本の小笠原にも自生しているそうです。

調べてみると、本州の山地に自生する「山藍」はトウダイグサ科、
沖縄の「琉球藍」はキツネノマゴ科という具合。
脳味噌がぐちゃぐちゃになってしまった私、「ひょっとして、
“藍”という言葉は“色”と“染料”を意味するのではないか」と考えました。

そこでベニバナ(紅花)を調べてみると、なんと
紅花のことを古代には「呉藍」(くれあい→くれない)と呼んでいたそうです。
ベニバナはキク科ベニバナ属の一年草、または越年草。
「呉藍」のモトがキク科の植物ということは、
「藍」のモトがマメ科であろうとキツネノマゴ科であろうと驚くには当たりません。
同じような工程で染液を作り、
藍色に染め上がる植物なら○○科・△△属であろうと「××藍」なのです。

そういえば、藍染家は「藍草」という言葉を用いていました!
「藍」色に染め上げる「草」なら、
マメ もキツネ もトウダイも「藍草」というわけです。

DSC03927-2.jpg
藍草(タデ科)


さて、奈良時代から伝わり、日本最古と考えられている
正藍染め(冷藍染めともいいます)については……改めてご紹介しましょう。

続く……



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