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    プン!

    Author:プン!
    性別:♀
    年齢:ヒ・ミ・ツ
    (まだまだ若いニャ)

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    「ネコの手も借りたい」ときに出社するニャ。
    出社すると、みんなが「オー!プンちゃんニイハオ」とお出迎え。
    特技:キーボード早打ち(ネコパンチ風)

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2011/09/22(Thu)

飛騨高山の春慶塗-2

飛騨高山の春慶塗-1の続きです)

“乾燥”室ですから
高温の乾いた微風が渡る部屋かと思えば、
「温度は25~26℃くらい。夏場の気温が30℃なんていう時には、
水をまいて温度を調節します。湿度は60%くらい」
そ、そんな!
低温蒸し風呂みたいな中で乾くんでしょうか。
「乾かすのではなく、漆の場合は硬化させるんです。
どろりとしたのが固まる」

そこで現代の塗師は、化学的に説明。
「生漆(採取した漆を濾過したもの)は、
ラッカーゼという酵素を持っています。これが触媒となって、
空気中の水蒸気が持つ酸素と重合して酸化することで、漆は硬化する。
これを酵素酸化というのですがね」
なるほど! 水蒸気、つまり湿度 が必要ということですね。

「高温 にも強いですよ。
金属に塗って百数十度まで加熱して焼き付けますから」
ああ! デュポンのライターに黒漆・金縁というのがあって、
金属に塗られていましたが……。
「あれは焼き付けです」

「だいたい漆の産地には高温・多湿のところが多い。
中国 南部、台湾、ベトナム、タイ、ミャンマー ……、
産地によって主成分が違うんですよ。
日本の固有種もある」
次から次へと、話は尽きません。

「興味があったら、何時間でも話してあげますよ。
とにかく漆は、工芸の奥が深く、
広大な地域で、縄文時代から9000年の利用史をもつものだからねぇ」


この日以来、カメラマンと2人、漆器のトリコになってしまい、
漆器行脚が始まったのであります……


春慶塗については、“itn Open!”No.7の
「飛騨高山春慶会館」のご紹介文をお読みいただくことにしましょう。

100-1春慶会館イメージ
Photo by Hida Takayama Shunkei Hall



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