• プロフィール

    Touko Asahina/朝比奈桐子

    Author:Touko Asahina/朝比奈桐子
    A lifelong seeker of YOGA philosophy,
    The ultimate system-builder of
    the meditation and HATHA YOGA,
    40 years experiences in teaching.
    YOGA哲学の探求者であり、
    瞑想とHATHA YOGAで構成される
    システムYOGAの開発者。
    指導歴40年。

    Twitterボタン

  • カウンター

  • FC2ブログランキング

  • QRコード

    QRコード

2011/09/22(Thu)

飛騨高山の春慶塗-2

飛騨高山の春慶塗-1の続きです)

“乾燥”室ですから
高温の乾いた微風が渡る部屋かと思えば、
「温度は25~26℃くらい。夏場の気温が30℃なんていう時には、
水をまいて温度を調節します。湿度は60%くらい」
そ、そんな!
低温蒸し風呂みたいな中で乾くんでしょうか。
「乾かすのではなく、漆の場合は硬化させるんです。
どろりとしたのが固まる」

そこで現代の塗師は、化学的に説明。
「生漆(採取した漆を濾過したもの)は、
ラッカーゼという酵素を持っています。これが触媒となって、
空気中の水蒸気が持つ酸素と重合して酸化することで、漆は硬化する。
これを酵素酸化というのですがね」
なるほど! 水蒸気、つまり湿度 が必要ということですね。

「高温 にも強いですよ。
金属に塗って百数十度まで加熱して焼き付けますから」
ああ! デュポンのライターに黒漆・金縁というのがあって、
金属に塗られていましたが……。
「あれは焼き付けです」

「だいたい漆の産地には高温・多湿のところが多い。
中国 南部、台湾、ベトナム、タイ、ミャンマー ……、
産地によって主成分が違うんですよ。
日本の固有種もある」
次から次へと、話は尽きません。

「興味があったら、何時間でも話してあげますよ。
とにかく漆は、工芸の奥が深く、
広大な地域で、縄文時代から9000年の利用史をもつものだからねぇ」


この日以来、カメラマンと2人、漆器のトリコになってしまい、
漆器行脚が始まったのであります……


春慶塗については、“itn Open!”No.7の
「飛騨高山春慶会館」のご紹介文をお読みいただくことにしましょう。

100-1春慶会館イメージ
Photo by Hida Takayama Shunkei Hall



itn Open!」編集・朝比奈のブログ 「tabi tabi on tour/たびたび オン・ツアー」へもどうぞ。
「itn Open!」の開設趣意はこちらです。

クリックお願いニャン猫パンチ


Twitterボタン

スポンサーサイト
Home | Category : 日本の伝統工芸 |  コメントアイコン Comment0  |  Trackback0

トラックバック ▼


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメント ▼


    
Home Home | Top Top