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    Touko Asahina/朝比奈桐子

    Author:Touko Asahina/朝比奈桐子
    A lifelong seeker of YOGA philosophy,
    The ultimate system-builder of
    the meditation and HATHA YOGA,
    40 years experiences in teaching.
    YOGA哲学の探求者であり、
    瞑想とHATHA YOGAで構成される
    システムYOGAの開発者。
    指導歴40年。

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2011/09/20(Tue)

飛騨高山の春慶塗-1

春慶塗は琥珀色。
木曽檜や椹(サワラ)などの木地の木目や柾目が、
琥珀色の下に透けて見える優美な漆器です。
透き漆という、赤や黒の顔料を入れていない漆を使って、
飛騨名物の木地の美しさを生かした手法です。

飛騨春慶1-2
Photo by Takayama city


作品については“itn Open!”No.7の
「愛知・岐阜」ガイドページでご紹介しますが、
ここでは、取材時の驚きについてお話ししましょう。


「春慶塗にはほこりが大敵。ほこりを立てないでください」
そ、そんな!
カメラマンと2人、しずしずと工房の塗り部屋へ潜入。
塗師は、私たちをじろりと眺め
「ほこりの出そうなものはここへ置いて。そう、カメラ だけ持って」
服装をじろり。「まあ、いいかなあ」
そして奥へ。

透明の厚手のビニールで囲まれている部屋に入ると、
塗師は仕事台の上のライト を点灯し、私たち2人の近くを斜めに照らす。
「ほら、ごらん。ほこりがワンワン遊んでいるだろう」
なるほど! 朝日が差し込んだときに見える、あのほこりの乱舞です。

塗師は座ると、板にスーッと漆を掃いて空中にかざす。
「ほら、ごらん」
点・点・点と、ほこりが着下して漆の面に付く。
「こういうふうに、ほこりが付いたら春慶塗は成り立たない」
ハハーッ! という気持ちで息も詰め、ひたすら静かに、じっと見守ります

おそるおそる、最低限に身を動かして
パシャッ……パシャッ……とシャッターを切るカメラマン。
「べつに声を出したっていいんだよ。声からほこりは立たないから」
なるほど! 確かにそうですね。

ほこりを徹底排除しつつ、無事に最後の仕上げ塗りを終え、
押入れのような乾燥室へ。
ガラス戸越しにのぞくと……!


続く……



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