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    Touko Asahina/朝比奈桐子

    Author:Touko Asahina/朝比奈桐子
    A lifelong seeker of YOGA philosophy,
    The ultimate system-builder of
    the meditation and HATHA YOGA,
    40 years experiences in teaching.
    YOGA哲学の探求者であり、
    瞑想とHATHA YOGAで構成される
    システムYOGAの開発者。
    指導歴40年。

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2018/06/04(Mon)

【Advanced Class TEXT-60】数学脳と瞑想の関係

前回、「優秀な数学脳」というのは20代後半まで……、と述べた。
このblog読者の皆さんは、大方がその年齢を過ぎてしまっている、のでは?
そこで、「ああ無情!」と嘆く前に、「瞑想のご利益」を思い出そう!?

まず、子供の脳が、なぜ「優秀な数学脳」に適しているのか? である。
子供の脳には、まだ、いろいろと入れ込まれた知識や概念が無い、極めて少ない!
だから脳は、自在に、好き勝手放題に、さまざまな組み合わせを目指す。
論理systemなどというのは、ろくにできていないから、自由だ。

大人の脳には、それぞれ、いろいろな論理systemができ上がっている。
問題の1つは、この論理systemができる過程で、さまざまな偏向性が生まれること。
なぜ偏向性が生まれるかといえば、成長過程における生活・文化・学習環境で、
意識的・無意識的に起こる情報受容の偏向性、それによって構成される
論理・思考の偏りだ。
顕著な例を上げれば、軍国主義教育で、情報・報道が政治的に規制される場合。
軍国主義時代の日本、ナチス・ドイツ、また共産主義イデオロギーに支配された
ソヴィエト・ロシアについて、知るといい。
第2の問題は、脳は、できている論理systemにとって有利な情報に関心を示すこと。
これは、日本古来の「三つ子の魂、百までも」とか「昔とった杵柄」というような
諺にも伝わっている。初期入力情報に、強く左右されやすく、思い込みを起こしやすい。

上記2つの問題を、一挙に解消してくれるのが、「瞑想によるdefault」である!
「瞑想によるdefault」とは?
自身がすでに持っている概念、観念を無化し、感覚器の情報受容から
認知・貯蔵DATA照合・認識・了解・思考・判断などのprocessにおいて、
アッケラカンと……関与しない、一種の思考停止状態ともいえるが、
意識の深層部分でrandom access を盛んに行っている状態だ。
これで、禅などの無念・無想が、いかに表面的な表現か、わかるだろう。

意識の深層部分で行われるrandom accessが、冒頭の「数学脳」に近い。
「数学」は「算数」と異なり、ダブル抽象の概念操作である。
子供の脳が数学に適しているのは、具象・抽象をはじめさまざまな概念に、
脳systemが縛られていない、「お話・お絵描き」の状態にあるからだ。
「瞑想によるdefault」は、まさにこの状態をつくりだす。
だから「W抽象概念」「Single抽象概念」「具象概念」が、
意識・無意識を問わず自在に飛び交い、多彩な、意外な組み合わせをつくり出す。
哲学者、芸術家や数学者、理論物理学者たちが、瞑想を好む所以である。

Perelman,_Grigori_(1966)
Grigory Yakovlevich Perelman


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