• プロフィール

    Touko Asahina/朝比奈桐子

    Author:Touko Asahina/朝比奈桐子
    A lifelong seeker of YOGA philosophy,
    The ultimate system-builder of
    the meditation and HATHA YOGA,
    40 years experiences in teaching.
    YOGA哲学の探求者であり、
    瞑想とHATHA YOGAで構成される
    システムYOGAの開発者。
    指導歴40年。

    Twitterボタン

  • カウンター

  • FC2ブログランキング

  • QRコード

    QRコード

2018/05/10(Thu)

【Advanced Class TEXT-53】the Horizon of the YOGA, YOGAの地平

お休みをいただいて、ありがとう! 合掌。
いろいろネタも降って来て、楽しいお話が出来そうです。


さて、古来、ヨガ行者たちは“超越”を求めて修行してきた。
日本仏教に言う“解脱・因縁解脱”“悟り”とは、発想も方法論も、根本的に違う。
“解脱”“悟り”とは言い得て妙な訳語だが、さまざまなシガラミ(因縁)を「解き」、
「了解し」、それを「脱する」という意味が込められている。
身近に引き寄せて表現すれば、
「因縁」、つまり次々と起こり来る事象のつながりを認識し、それによって生じる
ひとつひとつの事象を、解脱=見方・考え方・受け入れ方を変えながら、
「いい方へ」導き、うまくない状況を脱出していこう、という姿勢だ。
これは、穏やかな海洋・島国・損得文化の日本的な思考形態に合う? といえよう。
一般に、大陸文化はall or nothing, つまり、0vs1思考で、曖昧性を嫌う。
そしてcomputer 社会はコレである。

一方“超越”は、ある「閾値」と「論理」を飛び越えることで、
それ以前のシガラミが、一切、無化されてしまうことを意味する。
これは、素粒子物理学termで表現すれば、ガラリ(flap)変異である。
数学の国インドの、根本的思考形態といえよう。
ここで、「数学の国インド」という言葉の使い方に、注目したい。
「インド産の思想」は、flap変異のように一筋縄ではいかない。

AD710年に国家形態をもった、混交数の少ない民族・島国文化をもつ日本。
BC1500頃にはウパニシャッド文献が成立していた、多民族・多国家の
インド亜大陸文化。上記2者の隔たりは、途方もないのだ!
しかし、現代日本人の多くが、長大な時間空間に積層し、混交するインド文化を、
日本的な意識・視点・枠組みで捉え、解釈してしまう傾向にある。
神経が、慣れてないのだ! いい例が「瞑想」と「禅」の、根本的な相違である。
一般的に、両者は混同されることが多い。が、「瞑想」の段階を踏んでいくと、
両者の根本的な違いが見えてくる。「禅」は、いかにも日本の心性、
「瞑想」はインド心性なのだが、汎心性。ここで「心性」とは何か?
「認識・意識のsystem style」と、いえようか?

3701520219_9eb1e3f9ab_z.jpg
Photo by oddsock

2868131062_15e9ff8c2c_z.jpg
Photo by arriba

ヒトの認識・意識にはstyleがあり、言語形態と密接に関わっている。
ほとんどのヒトが、言語を通して、思考しているのだから。
ここで、「瞑想は言葉を排す」と言われるだろう。
しかしヒトは、生まれてこの方、一般的に母語を中心にして思考している。
感覚受容から認識、思念、概念構築にいたるまで、母語の枠組みの制約を免れない。
ここでまた、主語「我」のない日本語の特性が浮上する。
だから、日本仏教などでは「我を捨てろ」などという。しかし、
「我 思う 故に 我あり=cogito, ergo sum」(デカルト「方法序説」)である。
デカルト、プラトンはもとより、古今の名だたる思想家・哲学者、
現代の理論物理学者たちも、こよなく瞑想を愛してきている。
もちろん、瞑想時に言葉をウロウロさせるのは、ウマクナイこともある。
しかし勝手に、言葉洪水でランダム・アクセスさせることで、トンデモナイ組合せや、
いわゆる「超越」が生まれることも事実だ。

結論を先に言えば、「何のために瞑想をするのですか?」という目的論になる。
単に、心を落ち着ける、リラックスする……ためなら、このblog当初に述べた
Mindfulnessで事足りるだろう。しかしここでは、
「自己の脳力を開花させ、scale up するのが主題」なのである。
次回は、第一段階の「閾値」を超えた体験者の話を報告しましょう。


ブログランキングに参加しています。
クリックお願いします。


スポンサーサイト
Home | Category : 未分類 |  コメントアイコン Comment0  |  Trackback0
Home Home | Top Top