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    Touko Asahina/朝比奈桐子

    Author:Touko Asahina/朝比奈桐子
    A lifelong seeker of YOGA philosophy,
    The ultimate system-builder of
    the meditation and HATHA YOGA,
    40 years experiences in teaching.
    YOGA哲学の探求者であり、
    瞑想とHATHA YOGAで構成される
    システムYOGAの開発者。
    指導歴40年。

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2011/09/07(Wed)

モザンビーク人が最初です

アフリカ人の来日に関する最初の記述は、
1546年に山川港(現・鹿児島県指宿市)に入港した船に乗っていた
黒人に関するもの。

山川港に半年間滞在したポルトガル人船長ジュルジュ・アルバレス によるもので、
例えば、フランシスコ・ザビエル に宛てた手紙では、
「日本人は黒人特にモザンビークから来たカファヤ人を観ることを悦び」
と書いているとか。
カファヤ人とは、東アフリカに住む人々のこととされています。

その次に記録に姿を見せるのは、
1579年に来日したイエズス会東インド巡検使のヴァリアーノ が連れて来た黒人で、
後に織田信長の部下となり、「弥助」という名前をもらったことで知られています。
一説によると、彼もモザンビーク人だったとか。

また南蛮屏風の中には、ヨーロッパ人に傘をさしかけたり、
荷物を運んだり、黒人らしき人物の姿を描いたものがあります。

ポルトガル人がアフリカ大陸への進出を開始したのは1415年ごろ。
1498年には南端の喜望峰を経て、大陸の東南に位置するモザンビークに到達
奴隷貿易が本格化した1530年代には、
アフリカ各地からポルトガル最大の植民地ブラジル へと、黒人奴隷が多数送られました。

一方、日本 はポルトガル船が取引をした土地のなかでは最北とか。
ポルトガル人が種子島に火縄銃を伝えたのが、1543年。
そのころポルトガルはビルマ、マレーシア、インドネシアなどに拠点を築き、
約10年後にはマカオを獲得しました。

ポルトガル統治時代のモザンビーク島には、
フランシスコ・ザビエルや天正遣欧使節も滞在。

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1991年に世界遺産に指定されたモザンビーク島には、
ポルトガル東インド会社統治時代の砦や教会などの遺構も残っています。

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Photo by Stig Nygaard


現在、モザンビークでは経済発展のためのインフラ構築が進み、
ツーリズムへの好影響も期待されています。

itn Open!”No.7では、そんなモザンビークをはじめ、
アフリカ諸国を紹介します



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2011/07/27(Wed)

タンザニアの魅力

itn Open!”No.6の発売、編集部の移転とあわただしいなかでも、
No.7の発行に向けたリサーチや取材は進んでいます。
先日は駐日タンザニア大使館に伺いました。

タンザニアはケニア の北に位置し、
サファリツアーやキリマンジャロ登山などの観光で、多くの人々をひきつけています。

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Photo by Stig Nygaard

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Photo by David Berkowitz

「インフラなどの整備や観光商品の開発を進め、
将来的には周辺国からも観光客を呼び込めるようにしたい。」
と語るサロメ・T・シジャオナ大使(女性の大使です)に、
「周辺国と差別化できるようなタンザニアならではの魅力は?」
と編集人・朝比奈が質問。
すると大使は
「ホスピタリティ です。人が優しい。これはタンザニアが一番。
それになんといってもタンザニアは平和な国です。
独立以来内戦を経験していません。」
と胸を張って答えました。

民俗学者・宮本常一は、
人生初の海外旅行の目的地に東アフリカ(タンザニア、ケニア)を選んだ理由を、
「アフリカのそれも東アフリカに一番心をひかれたのは、
ここには大して大きな戦争のおこなわれたことがなかった、
人間が武力や経済の力によって
他人を支配したりされたりすることが比較的少なかった、
そういう社会での人間と人間との関係、人間と土との関係はどういうものであろうか。
すでに成長しきっている国よりも、
これから国民として成長していく民族の方に心をひかれる。
そこにはまた学ぶべき多くのものがある。」

(『宮本常一、アフリカとアジアを歩く』宮本常一/
「東アフリカをあるく」はこちらでも読めます)と記しています。

そして実際に訪れた感想として、
「この国の人々は実に親切で人なつっこいのである。」
「(前略)他人を征服し、支配する意欲も、
他人の利を奪ってみずからの幸福を得ようとするような人も少ない。
そのことはあるいていてよくわかる。
実に親切であり、疑い深い眼でわれわれをみることはほとんどない。
しかしギブ・アンド・テイクの法則は確立している。
そのことによって犯さず、犯されない世界が確立している。」

(前掲書)とも。

宮本常一がタンザニアを訪れた1975年から35年あまり。
大使の自信あふれるようすから察するに、
今もタンザニアはホスピタリティあふれる国のよう。
itn Open!”No.7のタンザニア紹介ページは、魅力的なものになりそうです

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Photo by DVIDSHUB



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2011/04/28(Thu)

“La tour Eiffel” in 大阪

いわずと知れたパリ のランドマーク・エッフェル塔
1889年のパリ万国博覧会のために建設され、
現在エッフェル塔を含むセーヌ川周辺は世界遺産にも指定されています。
奇抜な外観のため、建てられた当初は物議をかもしたとか。

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Photo by kazuh

このエッフェル塔をモデルに建てられたのが、初代の通天閣。
1903年に開催された内国勧業博覧会の跡地に、
1912年、凱旋門とエッフェル塔を模した通天閣が立てられました。
周辺の街もパリをモデルに、通天閣を中心に放射状に造成され、
現在も通天閣から眺めると、その形状がわかります。

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そんな初代通天閣は第二次世界大戦中の1934年、
火災に遭ったことをきっかけに解体されてしまいました。

現在の二代目・通天閣(“itn Open!”No.6に掲載予定)は、
地元の人々が出資して会社を作り、1956年に再建されたもの。
設計は内藤多仲(ないとうたちゅう)です。

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Photo by imgdive

内藤多仲は「耐震構造の父」「塔博士」ともよばれ、
歌舞伎座やさっぽろテレビ塔(“itn Open!”No.4に掲載)、名古屋テレビ塔、
東京タワーなどの設計を手掛けた人物。

アメリカ 留学からの帰路、船で嵐に遭遇した際
愛用のトランクが壊れなかったことにヒントを得て、
間仕切りのような耐震壁を配置する構造を考えたのだとか。

東京タワーはエッフェル塔がモデルだ、とも
構造的に最適なものを考えた結果の形だ、ともいわれています。
ただし高さに関しては、エッフェル塔を超えることを明確に意識していたそう。
ちなみに内藤多仲とともに東京タワーの設計を手掛けた日建設計株式会社は、
東京スカイツリーの構造設計も行っています。



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2011/04/22(Fri)

新しいシルクロード 3

(「新しいシルクロード 1」「新しいシルクロード 2」を読む)

加えて現代のシルクロードは、
「中央ユーラシアが国境を越えて「地域」として形成されつつあることを
象徴的に物語っている。それはかつてのシルクロードの新しい姿といってもいいだろう。」

(『ユーラシア胎動―ロシア・中国・中央アジア』堀江則雄著/岩波新書)
と堀江氏は指摘します。

例えば現在のシルクロードはエネルギーの道でもあります。

中国 で2000年から始まった西部大開発において、
「西電東送(西の電気を東に送る)」といわれた発電事業は、重点プロジェクトのひとつ。
火力発電所などがいくつも建設され、送電網も建造されました。
堀江氏が“itn Open!”No.5で紹介している風力発電や油田開発もその一部。
特に風力発電は、2010年に発表された新たな開発計画で、
重点項目のひとつにあげられています。

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Photo by unfoldedorigami

例えば新疆天風発電という電力会社だけでも、
すでに296台の発電機を稼働させているそう。
新疆ウイグル自治区のウルムチに本社を置く新疆金風科技(Goldwind)は
世界5位の風力発電タービンメーカーで、
中国国外でもプロジェクトを推進中。
新疆ウイグル自治区のほか各地で風力発電設備が設置された結果、
中国の風力発電設備の発電能力は、アメリカを抜いて現在世界第1位
Global Wind Energy Councilより)。

ロシア やトルクメニスタンから石油や天然ガスを運ぶパイプラインも、
シルクロード周辺を含む中国国内を通って上海まで通っています。


そんなユーラシア地域の今について、“itn Open!”各号では
「Series Report」や各国大使のインタビューで伝えています
編集・朝比奈のブログ「tabi tabi on tour/たびたび オン・ツアー」で公開している
堀江氏のインタビュー動画もあわせてご覧ください。



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2011/04/19(Tue)

新しいシルクロード 2

(「新しいシルクロード 1」を読む)

そんなものものしい雰囲気のなか、67歳になるヘディンが西域に出発したのは、
ロプ・ノール湖周辺地域の調査をしたいという目的と、
(自身の献策もあって)中国政府(中華民国政府)から依頼を受けた
新たなシルクロード=自動車道路 造営の事前調査のため。

この自動車道路は、中国沿岸部を日本軍に封鎖された場合、
中国内陸部へロシア かインド から物資を運ぶための戦略道路として意図されたもの。
一部は実際に、蒋介石救援ルートとして使われたそうです。

またヘディンの調査結果が影響したかどうかは不明ながら、
この時の探検でたどったルートと現在敷設されている国道や高速道路とは、
重なる部分も多く見受けられます。

そのため、
「2007年に中国の西安から「ユーラシア鉄道」に乗ってトルファンへ、
そこから車で天山北路を回り阿拉山口。
再び鉄道でカザフスタンのアルマティへ向かった」
(“itn Open!”No.5)
という堀江氏のルートも、一部とはいえ自然と重なってきます。

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Photo by Travelling Rune

これらの道路網やユーラシア鉄道は、
「それは中国本土内の交易の連絡をらくにし、
東と西を結びつけるための新しい道をひらくことになるであろう。
それは二つの大洋、太平洋と大西洋とを結びつけるであろうし、
またアジアとヨーロッパという二つの大陸を、また黄色人種と白色人種の二つの人種を。
また中国文化と西欧文化という二つの文化圏を結びつけるであろう。
異なった民族を接近させ、結びつけ、ひとつにするために適当と思われることならすべて、
よろこびをもって歓迎されるはずである。
とくに誤解と嫉妬が彼らを引きはなしている時代においては。」

(『シルクロード』スウェン・ヘディン著、西義之訳/中公文庫)
とヘディンが構想した、中国からヨーロッパまで、
ユーラシア地域を横断する交通網に近いのかもしれません。


……「新しいシルクロード 3」に続く ……



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